富山県滑川市は富山県の東部に位置する市です。古くは北陸街道の宿駅町であり、江戸時代より富山の売薬の拠点の1つとして知られています。また春の風物詩として『富山湾の神秘』といわれるホタルイカの接岸が見られます。海岸一帯が青く光り、まるで夜空に星が輝いて見える様な幻想的は様は圧巻の一言です。滑川市の全ての海岸線はホタルイカの群雄海面として国の特別天然記念物の指定を受け、保存の対象とされています。
富山県は、日本海沿岸特有の降雨、降雪の多い全国有数の降水地帯です。とくに冬期間の積雪が多く、立山連峰は真夏でも冷たい飲料水を供給してくれる自然の大貯水池として豊富な水資源のもとになっています。さらに富山県の植生区域の県土面積に占める割合は30%であり、北海道、沖縄に次いで全国3位、本州では第1位にランキングされています。山岳地の森林は緑のダムとなり、地下水を涵養する機能を持ちます。緑のダムのもつ浄化作用にもおいしい水の秘密が隠されています。